もったいないばあさん日記

汁物/147

1人暮らしのお年寄りに、おみそ汁やスープの汁物を作って届けている人がいる。具合の悪いときに食べたいものは汁物だって、自分が病気をしたときに気がついたんじゃと。

おなかが弱っているときも、汁気があるものをミキサーにかけてスープにすれば食べられる。赤ちゃんの離乳食のようにね。生まれた時も年とってからも、人は汁物に始まり、汁物で人生を終える。それしか食べられない時に作ってくれる人がいたら、喜ばれるじゃろうねえ。

「自分が汁物差し入れてもらってうれしかったから、人にもと思って始めたの」と。「けの汁が食べたいっていう人がいて、調べてみたら、東北地方に伝わる郷土料理。いろんな具材がさいの目に切られて入ってて、最後に大豆を細かくして入れると、煮込んだおみそ汁のような味がするんですって。子供の頃、母が作ってくれて毎日食べていましたって、作ったらすごく喜んでもらえたのよ」

おふくろの味、ふるさとの味が、一番ほっとするもんね。「それで、土地ごとに伝わる汁物のこと調べて、みんなのふるさとの味を作りたいって思ったの」
そりゃあいい。汁物があると、ふるさとの情景が思い浮かぶ。生まれ育った土地の思い出の味が食べられたら皆うれしいだろうし、守り伝えないのはもったいない。

年末からお正月にかけてふるさとの味を食べる機会がある人は、作り方も覚えてこられたらいいね。

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