もったいないばあさんのワールドレポート展は、地球で起きている問題と私たちの暮らしとのつながりを伝える展示会です。
地球では、いま何が起きているのでしょう?そして、なぜそんなことが起きていて、それらの問題は、私たちとどのようにつながっているのでしょうか?
もったいないばあさんのワールドレポート展Part1「地球の問題と世界の子どもたち」は、世界の子どもたちのストーリーを通して、気候変動、森と生きものがきえる問題、食料と水の不足、戦争、児童労働、貧困と格差など、いま地球上で起きている問題の全体像と 私たちの暮らしがどのようにつながっているのかをお伝えします。
これらの問題はすべて 命をまず第一に考えていたら、起きなかったと思うことばかり。
命の大切さを伝える「もったいない」ということばと、もったいないばあさんのメッセージによって問題のつながりをまとめました。
どうすれば 皆で幸せに平和に暮らしていくことができるでしょうか?もったいないばあさんといっしょに考えていきましょう。
各地を巡回展示してまいりますので、お近くにまいります際には、ぜひ観にいらしてください。
地球環境パートナーシッププラザでの展示の様子&ギャラリートーク
JR札幌駅コンコースでの展示 |
福岡での展示とトーク |
展示内容の本を基にしたTV番組&DVD
「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」インドロケ
もったいないばあさんのメッセージについて、
「インドロケ日記」の最後に詳しくまとめてありますので、ぜひご一読ください。
※「もったいないばあさんのワールドレポート展Part2」は、生きものたちが絶滅する問題と生物多様性についての特集です。
世界には厳しい生活環境で暮らす人びと、子どもたちがいます。
食べ物や水を得るために、学校に通えず、朝から夜まで働きづめの子どもたち。
道で折り重なるように眠るストリート・チルドレン。
村を焼かれ、家族を殺害され、さらわれて兵士として戦うことを強要される幼い子どもたち。
異常気象による大きな災害で、住むところも仕事も失い、難民となる人びと・・・。
そんな状況を伝えるテレビ番組を観ていた時の事、「ああ、ぼくは日本人で良かった」と小学生の息子が言いました。
日本では、多くの人々が豊かに暮らしています。
食べ物も水も遊ぶものにも困ることなく、あり余る程のモノに囲まれて平和に暮らしているけれど、自分がひどい目にあう国に生まれなくて良かったって、それで終わってほしくない、決して無関係ではないよと言う事を伝えたいと思い、この展示会を企画しました。
日本は自給率が40%と言われています。
食卓の上に並ぶ食材の中には、他の国から運ばれて来ている物がたくさん。
なのに、食べのこしも多い。
その食べものの国の貧しい人々は、食べる物を買う事ができないかもしれないのに。
もったいないばあさんも「とんでもなくもったいない」と思っています。
ギャラリートークでは、自分の子どもに語りかけるように、子どもたちにもわかりやすく、世界の現状を伝える事が出来るようお話をさせていただきます。
どうして貧しい国の貧しい子どもたちは、朝から晩まで働いても、食べるものも買えないのか?
なぜ私たちは困っていないのか?
遠い国の人びとの暮らしと、自分たちがつながっていることを知り、どうすれば「みんなが平和に暮らせるようになる」のか、考えるきっかけにしていただけたらうれしく思います。
「もったいない」は思いやりと分かち合い、敬う心。それは、自分たちだけが正しい、自分さえ良ければと思うのではなく、分け合い、他の人が大切に思っていることを、同じように大事に思うこと。
私は、もったいないばあさんは、いまの時代に必要なメッセージを伝えるおばあさんで「もったいない」の心があれば、世界は平和になると思うのです。
主催:もったいないばあさんのワールドレポート展実行委員会
後援:(財)日本ユニセフ協会(Part1 - 地球の問題と世界の子どもたち)
WWFジャパン / 国際自然保護連合(IUCN)日本委員会(Part2 - 生きものがきえる)
お問い合わせ:もったいないばあさんのワールドレポート展事務局(メールフォーム)
SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)とは、地球上でくらすあらゆる人たちが、より幸せに生活していけるようにと、世界の国々が約束した目標のことです。
もったいないばあさんのワールドレポート展で、「もったいないばあさんと一緒に考えてみましょう」とお話ししていることも、SDGsと同じ目標です。
もったいないばあさんの絵本を読んで、SDGsを進める心を持ってもらえたらうれしく思います。