真珠まりこ さく・え 講談社
もったいないばあさんは、なぜもったいないばあさんになったのか。
なぜ「もったいない」「もったいない」と言うのか___
と、ずっと考えてきました。
もったいないばあさんにも、大好きなおばあちゃんがいました。
田んぼでお米を育てていたおばあちゃんは、おひさまにも雨にも風にも草にも手を合わせて「ありがたや、ありがたや」という人でした。どうしてありがたいの? と聞くと……
春の田植え、夏の草取り、秋の稲刈り、冬のわら仕事。稲は昔から、日本の暮らしになくてはならないものでした。そしてお米は、私たち日本人にとって特別なもの。私自身お米作りに参加して、そう実感しました。
「ひとつぶ ひとつぶ ありがたくて、もったいない」
なぜそう思うのか。
本を読んで、上の答えを心で感じていただきたい。
子どもたちにも大人の方にも、日本中の方々に読んでいただきたいです。(作者より)
2024年3月19日発売 ¥1500(税別)
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